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最初の義歯はクラスプとよばれるバネが折れ、 適合も形態も悪く、入れ続けることにより下顎の骨が やせてしまうような状態でした。歯と歯ぐきで力を分散し、 動きづらく しっかり咬める義歯のために、まずクラスプをかける歯の 再作製が必要となりました。また、正しい咬み合わせを作るにあたって 上顎の咬む平面も整えました。最終的には前歯の審美性も考慮して治すという ところまでご希望されました。古い義歯を修理しながらの治療でしたので ご不便もあったかと思いますが、なかなかの体力で古い歯をやりかえし、 仮歯にするといった長丁場にも耐えてくださいました。 出来上がった義歯が、目立たず、何より1日ずっとつけていられるということで 喜んで頂き、大変嬉しく思っています。親孝行なお嬢さんが毎日一緒に来られていました。東北で被災され、札幌に一時転居しているとのことで、たくさんおつらいことが あったかと想像します。当院は震災の年の6月に開院致しました。 鎮魂の3月が過ぎ、まる5年経つのですが、被災された方々がまだ続く苦しみが 少しでも早く、わずかでも軽くなることを願ってやみません。お疲れさまでした。 また検診でお待ちしています。
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